【イベント情報】PICK UP!!
2026/01/26


2026/01/26

2026/01/26
2026/01/22

stiffslackでは不要になった、
気軽に連絡ください。
お問い合わせは
インスタグラム(@stiffslack)&X(@stiffslack)へDMか
info@stiffslack.com
052-325-4747 までお願いします。
2026/01/22



ジャパン愛知県名古屋市北区清水のレコードショップ兼ライブハウ
2026/01/22

2025/11/19
2025/04/25 @stiffslack
当店では、2024年1月25に開催した「stiffslackにおけるハラスメント対策・防止のルールβ版を考える会」を経て、2024年3月20日に「ハラスメント対策・防止のルールβ版」を公表しました。
「ハラスメント対策・防止のルールβ版」は、6ヶ月に一度のペースで定期的に振り返りや見直しを行う予定であり、今回の「ハラスメント対策・防止のルールβ版の見直しの会」の第2回目を開催しました。(第1回目は2024年9月26日に実施)
今回も引き続き、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこさん(関西学院大学社会学部)をお迎えして進行等をお願いいたしました。見直しの会の内容についてご報告します。
※【ご注意事項】※
本レポートには性暴力被害に関する記述が含まれており、ご覧いただくことで、フラッシュバックが起こったり、精神的緊張が高まったりする可能性があります。ご注意いただきつつ、ご関心のある方にご覧いただけますと幸いです。
今回の見直しの会は、下記のアジェンダで進行しました。
■アジェンダ
1 ルールの見直し
(1)運用報告
(2)これまでの振り返り
(3)運用フロー確認のためのケーススタディ
・グループごとのワーク
・グループごとの発表(意見の共有)
2 ワークショップ 「演者を守るために何ができるか」
・グループごとのワーク
・グループごとの発表(意見の共有)
まず、当店の竹岡より、ルール公表後の運用状況についての報告を行いました。
運用について
2024年3月20日にルールを公表してから、2025年4月25日までに約120回のライブ及びイベントを実施しました。この間、ハラスメント報告フォーム(TEL、gmail、instagram、X、LINE)への相談報告はゼロでした。
上記については周知や運用について引き続き考えながらアップデートを続けて行きたいと考えています。
また、ルールの周知については、当店をご利用いただく方に、ルールを改めて一読、認識していただくと共に、出演にあたってご質問をいただいた利用者様には、ZOOM等にて現在の取り組みについて説明させていただいております。この活動は今後も引き続き続けていきます。
また、現在はある程度固定されたスタッフでイベント等を実施していますが、今後新たに入るスタッフやアルバイトの方などに対し、ルールの運用についてフォローをしていく必要性があります。この点については、引き続きフローのアップデート、マニュアルの作成を進めていきたいと考えています。
ルールができてからの変化、感じたこと(stiffslack,stiffslack以外のことも)
当店における「ハラスメント対策・防止のルールβ版」を公表、運用を開始し約1年が経ちました。その中で著しく変わったと感じているのは、とても良い意味でオーナー、店舗の責任者である私、スタッフ間にて意見交換が活発になり、権力的な勾配関係なく意見を言い合えるようになったということです。
小さな店ですので、マンパワーが足りているとは言い難いため、店の運用に関する不満などがトピックにあがることも当然あるのですが、それを含めて意見をぶつけ合い易い雰囲気になってきたということはポジティブなことであると捉えています。
また、ルールを公表してからの当店の活動を通して、以前は当店でのイベントの出演に躊躇していたアーティストのみなさんも、今ならまた一度出てみようということで出演してくださる方も増えてきました。
次に、堀さんから今回もこれまでの振り返りをしていただきました。
第1回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202307/post-21.html
第2回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202311/2.html
第3回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202403/stiffslack.html
第4回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202412/-1.html
2025年3月16日に起きた大阪のライブハウスでの痴漢告発を例に主催者、店としてどのような対応が望ましかったのかについてグループにてディスカッション、ワークを行いました。
■グループで議論を行うにあたってのグランドルールとしてこれまで同様、下記のルールが設定されました。
・人の意見を最後までしっかりと聞く。途中で遮ったり、自分の意見にこだわったり、否定的な表情や態度ではなく、尊重すること。
・発言する時は自分の考えや根拠を明確にする。感情的になったり、一方的に主張したりせず、相手が理解しやすいように話すことを心がける。
・無理して話さなくてもよい。沈黙はOK。
・ハラスメントに該当するような言動は絶対にしない。
・公平性を保つために、一人で長々と話し続けない。
・話した内容は秘密にする。参加者以外の人に漏らしたり、悪口や噂話にしたりしない。プライバシーを守る。
・この場所が「対等な関係」となっているか、注意する。
■各グループで議論した後に、各グループの発表の時間が設けられました。各グループの発表にていただいた主なご意見は以下の通りです。
グループ1
主催者の対応がよくなかったというのはこのグループでは共通していました。
「では、どこが特に良くなかったのか」という部分にフォーカスした議論になり、主催者側が「自分の会社を守ることに偏ってしまった」のではないかという話になりました。
また、主催者側としても、こういう対応をすれば相手は取り下げるだろうと悪意を持って対応をしたというより、単純にネット炎上及び反響の大きさの混乱から出した声明だったのではないか、という意見でした。
このようなパニックによる対応は、知識不足からくる想像力の欠如が招いてしまったのだと思うという意見も多く出ました。
このような対応が起きないようにするためには、互いの意思を尊重するために正しい知識を持つことと、それを関わるスタッフと共有していくマニュアル化や、例えばこのようなレクチャー会を開くなども良いのではという案、そのほかには、大掛かりになってしまいますが、映画館で上映前に流れる盗撮禁止の映像のような、注意喚起を促すような何かがあったりしてもいいのかなという意見も出ました。
グループ2
まず題材として挙げられた事例の主催者側であるキョードーの対応の問題点として、「大ごとにしたくない」、「責任を追いたくない」という感情や炎上、反響に対して対応のスピードを内外から求められる中で声明文に対するチェックが充分にできず、諸々の対応の杜撰さを招いてしまったのではないかという意見が出ました。また主催者の声明文の中に「事実」という文言を使っていたが、実際には起きたかどうかはわからないことを決まったことのように強調して表現したのは良くなかったと思う。「現在確認、調査中」といった表現にした方がよかったのではないか?という意見が出ました。またグループ1と同様に、プレッシャー、スピード感の中でパニックによる対応のような状況があったのではと思うという意見が出ました。
これは、stiffslackの初動対応でも同様の現象があったように思うし、知識不足から二次加害を引き起こしてしまったように思いました。
このような告発や報告に関して、例えばお店とアーティスト、アーティストとお客さん、お店とお客さんなど、様々な利害関係が必ず発生する中で、第三者である代理人や警察、相談先の存在がオペレーションの中にあることは重要であるとも思いました。
グループ3
このグループでも、最初の声明はとても様々な視点が加えられた文言とは思えず、パニックによる対応があったと感じられたし、内容自体もかなり威圧的で脅迫めいていて、告発しずらさを助長させてしまうような印象を受けました。また、事実かどうかは置いておいたとしても、被害者の視点が入ってない、寄り添ってるとは思えない文章だったように思います。
やはり、stiffslackの初動対応に対しても概ね同じ部分の問題があったように思います。
今回も進行を務めてくださいました堀あきこ先生、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
ルール発足より、当店の主となるマネジメント及び運営を竹岡に移行し、彼と他のスタッフを中心に約1年間当店を運営して参りました。
それにより、自分自身に見えていなかった考え方や関わってくれるスタッフの意見が徐々に反映されてきており、僅か1年ではありますが小さくない変化がお店にもたらされていると以前にも増して感じております。
特に最近強く感じる、自身としての変化としましてはスタッフだけでなく、お店に関わってくださるお客様、出演してくださるアーティストによるアイデア等をより素直に受け止められるようになれてきたのではないかと思っています。他者の意見を尊重し且つ私を含め当店としての強さ、良さをより積み上げながら新しい場所、安全な場所を作っていければと考えております。
また、今回のワークショップで取り上げられた事例に関して、参加者の皆さんから初動対応の問題点についてご意見がありました。
初動対応の問題点については、私のケースにおいても同様の問題があったというご指摘があり、当時、パニック状態にある中で、二次加害となってしまうような初動対応を行ってしまったことを反省するとともに、今後、同じようなことを繰り返さないように気をつけなければならないということを再認識いたしました。
また今回いただいたご意見を元に今後に生かして行ければと考えておりますので引き続き何卒よろしく
お願い申し上げます。
当店において、これまでのレクチャー・ワークショップ、ルールβ版を考える会、ルールβ版の公表、ルールβ版の見直しの会を開催するきっかけとなった経緯について、時系列にしたがって改めて整理いたします。
2021年12月6日:移転前の旧stiffslack店舗にて発生した当店代表新川によるセクシュアル[性的orセクシャル]ハラスメント行為に言及したツイートが旧Twitter(現X)にて投稿される(以下、ツイート主様を「A様」といいます)。
2021年12月7日以降:新川から受けたハラスメント行為を告発するツイートがA様以外の複数アカウントより旧Twitter(現X)に投稿される。
2021年12月9日:当店旧Twitter(現X)アカウントより、ステートメントを発表。
2021年12月17日:上記ステートメントを撤回(以下、「撤回済みステートメント」といいます)。
2021年12月〜2022年4月:双方代理人間で協議を続ける。
2022年4月7日:A様の事前確認を経たうえでステートメントを最終版として発表。
2022年7月13日:読書会1回目
2022年8月2日:読書会2回目
2022年8月17日:読書会3回目
2022年8月30日:読書会4回目
2022年10月5日:上記読書会の開催方法を改める旨を発表。
2022年10月〜2023年6月:双方代理人間で協議を続ける。
2023年6月12日:レクチャー・ワークショップ第1回目
2023年8月23日:レクチャー・ワークショップ第2回目
2024年1月25日:stiffslackにおけるハラスメント対策・防止のルールβ版を考える会
2024年3月20日:ハラスメント対策・防止のルールβ版の公表
2024年9月26日:ハラスメント対策・防止のルールβ版の見直しの会
2025年4月25日:ハラスメント対策・防止のルールβ版の見直しの会 第2回目
新川のハラスメント行為に対するA様の告発を契機として、A様以外の複数アカウントからも旧Twitter(現X)で過去の新川によるハラスメント行為を告発する投稿がなされました。これを受けて、新川は事態を早く収束させたいという気持ちが先行するあまり、撤回済みステートメントを発表しました。この撤回済みステートメントはA様の確認を経ずに出されたものであり、当該ステートメント自体が二次加害と呼べるようなものでした。その後、A様の代理人と協議をし、新たなステートメントを発表しました。新たなステートメントにおいて今後の改善策として読書会を開催し、当店のルールについて策定することをお約束しました。その後、読書会を何度か開催したものの、読書会の運営方法についての知識が不十分のままに開催してしまったこともあり、読書会の当初の開催目的を見失ってしまうような運営になってしまいました。このため、軌道修正を図るため、読書会ではなく別の方法を模索することになり、堀さんをお招きして、レクチャー・ワークショップを開催するということになりました。A様や他の複数のアカウントからのハラスメント行為の告発を受けて、新川は、当時の自身の認知の歪みやジェンダー等に関する意識の低さを認識・反省し[始めることとなり]、今後、当店を運営していくにあたって、より多くの人に開かれ、かつ安全に音楽を楽しんでもらえるようなお店づくりを行うために、当店のルールを策定し、運用を開始しております。
当店におけるルールのβ版を2024年3月20日に公表してから、当店では同ルールを元に当店の運営を実施しております。またstiffslack実店舗の責任者及び支配人が新川から竹岡に変更になり、店舗運営を継続しています。
ルールを公表して以降、おかげさまでいわゆるハラスメント事案と呼べる事象は発生していませんが、店舗の運営にあたって新たな気づきとなるケースも出てきています。
今後も当店でルールがきちんと運用されているのか、足りないルールはないのか、より良い運用方法はないのか、といった点について見直すべく議論を続けていければと考えております。
ルールβ版を踏まえた当店の運営に関して引き続きご関心を寄せていただけますと幸いです。
2024/12/12
2024/09/26 @stiffslack
当店では、2024年1月25に開催した「stiffslackにおけるハラスメント対策・防止のルールβ版を考える会」を経て、2024年3月20日に当店における「ハラスメント対策・防止のルールβ版」を公表しました。
「ハラスメント対策・防止のルールβ版」については、6ヶ月に一度のペースで定期的に振り返りや見直しを行う予定であり、ルールの公表から6ヶ月経過したことを踏まえて2024年9月26日に「ハラスメント対策・防止のルールβ版の見直しの会」を開催いたしました。
今回も引き続き、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこさん(関西学院大学教員)をお迎えして進行等をお願いいたしました。見直しの会の内容についてご報告いたします。
※【ご注意事項】※
本レポートには性暴力被害に関する記述が含まれており、本レポートをご覧いただくだけでも、フラッシュバックが起こったり、精神的緊張が高まったりする可能性があります。ご注意いただきつつ、ご関心のある方にご覧いただけますと幸いです。
今回の見直しの会は、下記のアジェンダで進行しました。
■アジェンダ
1 ルールの見直し
(1)運用報告
(2)これまでの振り返り
(3)運用フロー確認のためのケーススタディ
・グループごとのワーク
・グループごとの発表(意見の共有)
2 ワークショップ 「演者を守るために何ができるか」
・グループごとのワーク
・グループごとの発表(意見の共有)
まず、当店の竹岡より、ルール公表後の運用状況についての報告を行いました。
運用について
2024年3月20日にルールを公表してから、2024年9月26日までに約60回のライブ及びイベントを実施しました。この間、ハラスメント報告フォーム(TEL、gmail、instagram、X、LINE)への相談報告はゼロでした。
上記については周知や運用について引き続き考えながらアップデートを続けて行きたいと考えています。
またルールの周知については、当店をご利用される方に説明を行い、出演に際してご質問をいただいた利用者様に対してはZOOM等にて現在の取り組みを説明しております。この活動は今後も引き続き続けていきます。
ルール運用にあたって感じたのは、現在はある程度固定されたスタッフでイベント等を実施していますが、今後の新規スタッフやピンポイントのアルバイトスタッフに対し、ルールの実施についてフォローをしていく必要性があるということです。この点については今回のような振り返りの会のタイミング毎に簡易的なフローのアップデート、マニュアルの作成を進めていくようにしたいと考えています。
運用の中での気づいた点
ハラスメント報告はゼロだったのですが、とある音楽教室の発表会にご利用いただいた際に、イベント開催者様から予め入場禁止者のリストを預かり、利用者様、当店スタッフと共に情報を共有して当日のイベントを迎えたことがありました。
当日、当該入場禁止者は現れませんでしたが、リストの名前がSNS上でのニックネームであったり、実際の顔がわからなかったりすることもあり、もし入場されても特定が非常に難しいと感じました。実際に入場禁止として対応する際にはスタッフの動き方も想定するべきであること、すり抜けて入場してしまった場合も危険な状況が起きないような動きを改めて想定しておくことが必要と感じました。
次に、堀さんからこれまでの振り返りをしていただきました。
第1回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202307/post-21.html
第2回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202311/2.html
第3回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202403/stiffslack.html
いくつかのケースを素材に、参加者のみなさまにもスタッフとしてどのように行動するかを考えていただき、ルールの運用にあたってのフローを再検討しました。
設定されたケースは、下記のとおりです。
【ケース①】
A子がカウンターで飲み物を注文していたら、あまり親しくない人が、しつこく「奢るよ」と絡んできた。無視しても断ってもしつこい。いったん店の外に出て、SSのLINEに「カウンターで絡まれている」と連絡した。
【ケース②】
ライブ中、やたらと対人距離(パーソナルスペース)が近い人がいて、A子に顔を近づけて話してきたり、体を寄せてきたり、肩を軽く叩かれたりして、不快。離れても、また距離を詰められる。スタッフに「あの人、馴れ馴れしい」と言った。
【ケース③】
ライブ中、出演している女性のバンドメンバーに、ずっと「◯◯、かわいい~、付き合って~」「今日の格好セクシー」などと言っている客がいる。ずっと叫び続けていてMCも聞き取れない。周囲の人は笑っているので我慢していたが、他にも嫌そうな顔をしている観客を見たので、意を決して、ライブ終了後、スタッフに不快だったと話した。
【ケース④】
ライブ後、帰宅しようとしていた時、久しぶりにあった男性先輩から「打ち上げに行こう」と誘われ、腕を引っ張られる。断ってもしつこく誘ってきて、周囲も「おいでよ」ばかりで断りきれない。店は後片付けの時間で、こちらに気づいていないようだ。
■グループで議論を行うにあたってのグランドルールとしてこれまで同様、下記のルールが設定されました。
・人の意見を最後までしっかりと聞く。途中で遮ったり、自分の意見にこだわったり、否定的な表情や態度ではなく、尊重すること。
・発言する時は自分の考えや根拠を明確にする。感情的になったり、一方的に主張したりせず、相手が理解しやすいように話すことを心がける。
・無理して話さなくてもよい。沈黙はOK。
・ハラスメントに該当するような言動は絶対にしない。
・公平性を保つために、一人で長々と話し続けない。
・話した内容は秘密にする。参加者以外の人に漏らしたり、悪口や噂話にしたりしない。プライバシーを守る。
・この場所が「対等な関係」となっているか、注意する。
■各グループで議論した後に、各グループの発表の時間が設けられました。各グループの発表にていただいた主なご意見は以下の通りです。
グループ1
ケース:1
その場のムードや空気感により判断が場合によりけりなのでかなり難しいと思いました。
ただこのケースの場合、連絡した方が嫌だなと思った事は確かなので可能な範囲で情報を共有しながら対応できたらいいのかなと思いました。
また、お店の方や周りの人がやれることはそのような状況をみていてあげること、あまりにひどい場合は直接注意する、それが難しければ気を逸らすようなことができればと思いました。
グループ2
ケース:4
とても難しいケースだなと思って挑戦してこのケースを選びました。
まずお店側の立場になってこのケースを考えたのですが、男性側と女性側の関係性が最初にわからない。でも様子をみて明らかに嫌そうなら気を逸らすなり、注意をするという対処はできる気がする。しかし、お店の外側に出てこのケースが発生した場合は更に発見、対処が難しいと思いました。やれることを考えるとすれば近くで見かけた方が連絡するとか情報を共有するとかなのかなと思いました。
グループ3
ケース:2
この対処としてまず直接対話できれば一番良いと思いました。
ただそのような対処が難しそうな場合を考えるとスタッフであったり見ていた人が、話の輪に誘導したりしてまずその状況から離してあげることができたらよいのかもなと思いました。
グループ4
ケース:4
このグループはSSスタッフが2名も含まれるちょっと特殊なグループになっていますが、このグループではケース4について考えてみました。
このケースについて現状何ができてるかなという所から話は膨らんでいきまして、まずイベントの開始、演者の転換時、ライブ終演後などで騒音など複合的な要因はありますが利用者様の様子をみるようにしているという意見が出ました。
このアクション自体に諸々の様子を把握する効果、牽制する効果であったりを意識してやることはある程度の効果が見込めるのかなと思いました。
当店のイベントに出演する演者から一部のファンから付きまとわれていて困っているという相談を受けた場合に、自分が当店のスタッフだったとしたら、どのような対応・対策を取ることができるのかについて、グループにわかれて当店が用意したルールの仮案を元にディスカッションと意見発表を行いました。
グループ1:
例として女性のシンガーソングライター等のお客様が演者様との距離が近く物販スペースでも話が長く、第三者目線から考えると違和感を感じる、しかし双方の関係性がわからないのでなかなか対処が難しい。
しかし、何かやれる事はないかと考えていくと、例えば演者様とお店スタッフとの関係性と信頼性
を構築した上であれば情報共有した上で干渉することはできるかもしれないという意見が出ました。
グループ2:
色々難しさは感じつつも他のお客様とかと演者が完全に別れる逃げ場があるといいんじゃないかと思いました。それはこのお店だったら楽屋だし、究極レジの内側の水場を使わせてもらう振りをしてひとまず状況から引き離せたらいいのかなと思いました。
グループ3:
こちらもグループ2と同じような考え方でお客様とかと演者が完全に別れる逃げ場があるといいという点は同じでまたその領域をお店と演者で認識を共有するとスタッフ等も気を配りやすいのかなと思いました。また事前に演者から事前にそのような情報をもらっておけたらより良いかもと思いました。
グループ4:
このグループでも様々な面において情報共有ができると良いと思いました。
やはり前のグループでもお話が出ていましたが関係性が見えない場合、雰囲気の把握に時間が
かかると思いました。そこも情報が共有できていると出待ちの対処等も手の打ちようもあるのかな
と思いました。
上記のようなご意見やアイデアをいただきました。
今回も進行を務めてくださいました堀あきこ先生、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
ルール発足より、当店の主となるマネジメント及び運営を竹岡に移行し彼をと他のスタッフを中心に約半年間当店を運営して参りました。
それにより、自分自身に見えていなかった考え方や関わってくれるスタッフの意見が徐々に反映されてきており、僅か半年ではありますが小さくない変化がお店にもたらされていると感じ
ております。これは一重に当店スタッフだけでなく、当店をご利用くださる方々全てにより形作られていると思っております。前回、「セーファースペース」という考え方が今の自身や当店に本当に必要なことであると感じたと述べさせていただきましたが、今はより強く感じております。今後も考え続けアップデートをし続けていかねばと考えております。
また今回いただいたご意見を元に今後に生かして行ければと考えておりますので引き続き何卒よろしく
お願い申し上げます。
当店において、これまでのレクチャー・ワークショップ、ルールβ版を考える会、ルールβ版の公表、ルールβ版の見直しの会を開催するきっかけとなった経緯について、時系列にしたがって改めて整理いたします。
2021年12月6日:移転前の旧stiffslack店舗にて発生した当店代表新川によるハラスメント行為に言及したツイートが旧Twitter(現X)にて投稿される(以下、ツイート主様を「A様」といいます)。
2021年12月7日以降:新川から受けたハラスメント行為を告発するツイートがA様以外の複数アカウントより旧Twitter(現X)に投稿される。
2021年12月9日:当店旧Twitter(現X)アカウントより、ステートメントを発表。
2021年12月17日:上記ステートメントを撤回(以下、「撤回済みステートメント」といいます)。
2021年12月〜2022年4月:双方代理人間で協議を続ける。
2022年4月7日:A様の事前確認を経たうえでステートメントを最終版として発表。
2022年7月13日:読書会1回目
2022年8月2日:読書会2回目
2022年8月17日:読書会3回目
2022年8月30日:読書会4回目
2022年10月5日:上記読書会の開催方法を改める旨を発表。
2022年10月〜2023年6月:双方代理人間で協議を続ける。
2023年6月12日:レクチャー・ワークショップ第1回目
2023年8月23日:レクチャー・ワークショップ第2回目
2024年1月25日:stiffslackにおけるハラスメント対策・防止のルールβ版を考える会
2024年3月20日:ハラスメント対策・防止のルールβ版の公表
2024年9月26日:ハラスメント対策・防止のルールβ版の見直しの会
新川のハラスメント行為に対するA様の告発を契機として、A様以外の複数アカウントからも旧Twitter(現X)で過去の新川によるハラスメント行為を告発する投稿がなされました。これを受けて、新川は事態を早く収束させたいという気持ちが先行するあまり、撤回済みステートメントを発表しました。この撤回済みステートメントはA様の確認を経ずに出されたものであり、当該ステートメント自体が二次加害と呼べるようなものでした。その後、A様の代理人と協議をし、新たなステートメントを発表しました。新たなステートメントにおいて今後の改善策として読書会を開催し、当店のルールについて策定することをお約束しました。その後、読書会を何度か開催したものの、読書会の運営方法についての知識が不十分のままに開催してしまったこともあり、読書会の当初の開催目的を見失ってしまうような運営になってしまいました。このため、軌道修正を図るため、読書会ではなく別の方法を模索することになり、堀さんをお招きして、レクチャー・ワークショップを開催するということになりました。A様や他の複数のアカウントからのハラスメント行為の告発を受けて、新川は、当時の自身の認知の歪みやジェンダー等に関する意識の低さを認識・反省し、今後、当店を運営していくにあたって、より多くの人に開かれ、かつ安全に音楽を楽しんでもらえるようなお店づくりを行うために、当店のルールを策定し、運用を開始しております。
当店におけるルールのβ版を2024年3月20日に公表してから、当店では同ルールを元に当店の運営を実施しております。またstiffslack実店舗の責任者及び支配人が新川から竹岡に変更になり、店舗運営を継続しています。
ルールを公表して以降、おかげさまでいわゆるハラスメント事案と呼べる事象は報告されておりませんが、店舗の運営にあたって新たな気づきとなるケースも出てきています。
今後も当店でルールがきちんと運用されているのか、足りないルールはないのか、より良い運用方法はないのか、といった点について見直すべく議論を続けていければと考えております。
ルールβ版を踏まえた当店の運営に関して引き続きご関心を寄せていただけますと幸いです。
2024/09/03
2024/3/20(水)に公表いたしました当店におけるハラス
日程は以下の通りになります。
今回は、ハラスメント対策・防止のルールを6ヶ月に一度のペース
当店スタッフによる振り返りを共有し、ケーススタディを用いた意
また、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこ氏を
なお、これまで開催したルール作りのレクチャー、ワークショップ
2024.9.26(木)
名古屋stiffslack VENUE
19時頃開始予定
内容(予定)
1.2024/3/20 〜 現在までの運用報告
2.当店スタッフによる運用開始から現在までの所感
3.振り返り及びレクチャー(講師:堀あきこ氏)
4.ハラスメント行為発生時のケーススタディを用いたワークフロ
※会の実施にあたってグランドルールがございます。グランドルー
ご予約は以下リンクより
https://www.stiffslack.com/venue/202409.html?date=20240926
2024/03/20
stiffslack ハラスメント対策・防止のルールβ版を当店ホームページ、店内にて掲示、また当該ルール策定に伴い組織体制、また通常営業時の営業時間に変更を行います。また当初のステートメントにおいては、ルールの策定時期について、ステートメント発表から1年以内に行うと宣言していたにもかかわらず、その時期を守ることができず、申し訳ありませんでした。
新体制表
下記図の通りに店舗責任者/支配人を新川拓哉から竹岡昌史へ委任します。
変更に伴いまして、2024/3/25より以下の通り営業時間の変更を行います
体制図
通常営業時間の変更について
2024/3/25 月 以降の通常営業時間は以下の通りに変更します。
BEFORE OPEN 12:00 CLOSE 21:00 不定休
AFTER OPEN 14:30 CLOSE 21:00 火曜定休(イベント営業日を除く)
stiffslack ハラスメント対策・防止のルールβ版
当店ホームページ、店内各所に下記画像のようにルール及び各SNS、TEL、Gmail、外部相談機関への相談連絡先が掲示されております。
ルール簡易フロー
・現地でのご報告について
店内にて直接のご相談の際は写真のスタッフパスを首から下げている者がスタッフ又は相談協力者と
なりますので、問題発生時や見かけた際にご相談及びご報告ください。
今後に関して
当店では、このルールのβ版を元に、今後の当店の運営を実施していきます。またスタッフと協力し安全な場所を作っていく為に先ず、スタッフ間での権力勾配を少しでも是正するためstiffslack実店舗の責任者及び支配人を私、新川から竹岡へ委任致します。雇用主と従業員という部分で完全な権力勾配はなくならないかもしれませんがより現場の環境を肌で感じている人材へ任せることで少しでも対等な関係性に近づけて切磋琢磨していければと考えてのことです。またルールβ版の運用開始から6ヶ月経った段階で、改めてルールを考える会を開催し、ルールの見直しも含めた議論を行いたいと考えております。実際に当店でルールがきちんと運用されているのか、足りないルールはないのか、より良い運用方法はないのか、といった点について見直すべく議論できればと思っております。ルールβ版を踏まえた当店の運営に関して引き続きご関心を寄せていただけますと幸いです。
2024/03/20
2024/01/25 @stiffslack
当店では、2023年6月12日と2023年8月23日に行われた「ハラスメント対策・防止のルール策定に向けたレクチャー・ワークショップ」を踏まえて、当店におけるハラスメント対策・防止のルールβ版を考える会を開催いたしました。今回も引き続き、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこさん(関西大学他非常勤講師)を講師としてお迎えして進行等をお願いいたしました。意見交換会の内容についてご報告いたします。
※【ご注意事項】※
本レポートにも性暴力被害に関する記述が含まれており、本レポートをご覧いただくだけでも、フラッシュバックが起こったり、精神的緊張が高まったりする可能性があります。ご注意いただきつつ、ご関心のある方にご覧いただけますと幸いです。
冒頭に堀さんによる第1回、第2回のレクチャーの振り返りを行っていただき、その後は、参加者を4グループにわけて当店で作成したルールの素案を元に議論し、議論の内容をグループごとに発表しました。
■アジェンダ
・経緯説明
・これまでのレクチャー・ワークショップの概要
・ゲスト紹介
・グループでのディスカッション
・グループの意見発表
まず、最初に堀さんに第1回、第2回のレクチャーに関する振り返りをしていただきました
第1回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202307/post-21.html
第2回の内容については、下記のレポートをご覧ください。
https://www.stiffslack.com/news/202311/2.html
今回は、ゲスト参加者として、名古屋で「touten bookstore」という書店を営む古賀さんと、ライブハウス内でのチカン防止についての取り組みを行っているnaeさんにご参加いただきました。
お二人からは、自己紹介と取り組まれている活動などについてお話をいただきました。
ゲスト紹介の後に、グループにわかれて当店が用意したルールの仮案を元にディスカッションと意見発表を行いました。
■グループで議論を行うにあたってのグランドルールとして第1回同様、下記のルールが設定されました。
・人の意見を最後までしっかりと聞く。途中で遮ったり、自分の意見にこだわったり、否定的な表情や態度ではなく、尊重すること。
・発言する時は自分の考えや根拠を明確にする。感情的になったり、一方的に主張したりせず、相手が理解しやすいように話すことを心がける。
・無理して話さなくてもよい。沈黙はOK。
・ハラスメントに該当するような言動は絶対にしない。
・公平性を保つために、一人で長々と話し続けない。
・話した内容は秘密にする。参加者以外の人に漏らしたり、悪口や噂話にしたりしない。プライバシーを守る。
・この場所が「対等な関係」となっているか、注意する。
■各グループで議論した後に、各グループの発表の時間が設けられました。各グループの発表にていただいた主なご意見は以下の通りです。
・ルールのタイトルから目的が読み取りづらい→"安全な場所を作っていくために"などに変えてはどうか?
・ハラスメント行為の禁止の説明部分になぜ禁止するのかの理由を明記するルールで禁止する理由の明記があるべき。
・ハラスメント行為や迷惑行為の例示の部分の文言の修正のご意見
・詳細版も情報の重複があるので精査してスッキリさせた方がよい
・相談・報告用フォーム(LINE、各種SNS、メールl、電話)の運用方法(どのような対応をしていくのか)がわからないのでフローなどの紹介があると良い。→誰が動くのか。スタッフの負担が大きそう。
・外部の公共相談機関の案内があるとよいべき。
・簡易版掲示ポスターにはピクトグラムでわかりやすく表現し、ルールの詳細版へのリンク、各種相談フォームへのQRコードをつけるとよい。
・ルールの運用に関して出演アーティストや、イベンターへ協力をあおぐ際に、ルールを配布したりダウンロードできるように案内したりするとよい。
・協力いただけるアーティストやイベンター、スタッフがわかるようにスタッフパスなどがあるとよい。
上記のようなご意見やアイデアをいただきました。
昨年6月、8月の2回にわたり講師としてレクチャー・ワークショップを開催していただき、今回の会のファシリテートも行ってくださいました堀あきこ先生、またゲストとしてセーファースペースの概念をご説明くださいましたTouten Bookstoreの古賀様、ライブハウス痴漢防止/見守り隊の活動をされているnae様、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。今回、「セーファースペース」という考え方が今の自分やお店に対し本当に必要なことであると感じました。過去の私自身の認知の歪みやジェンダー等に関する意識の低さを認識・反省すると共に、常により安全、安心な場を考え続けること、できることから私もお店も律していきたいと思います。
また今回の会でいただいたみなさまの貴重なご意見を元に、まずはルールβ版としてできることから反映、実践していきたいと思います。また、ルールにしたがって当店を運営していく中で出てくる問題点については、半年に一回の振り返りの際に見直していければと思っております。もちろん、即時修正対応が可能な事柄に都度アップデートしていくようにしたいです。当店を、今よりも少しでもよい場所、安全な場所を目指すというセーファースペースとして行けるようするため、尽力して参ります。
当店において、これまでのレクチャー・ワークショップや今回のルールβ版を考える会を開催するきっかけとなった経緯について、時系列にしたがって改めて整理いたします。
2021年12月6日:移転前の旧stiffslack店舗にて発生した当店代表新川によるハラスメント行為に言及したツイートが旧Twitter(現X)にて投稿される(以下、ツイート主様を「A様」といいます)。
2021年12月7日以降:新川から受けたハラスメント行為を告発するツイートがA様以外の複数アカウントより旧Twitter(現X)に投稿される。
2021年12月9日:当店旧Twitter(現X)アカウントより、ステートメントを発表。
2021年12月17日:上記ステートメントを撤回(以下、「撤回済みステートメント」といいます)。
2021年12月〜2022年4月:双方代理人間で協議を続ける。
2022年4月7日:A様の事前確認を経たうえでステートメントを最終版として発表。
2022年7月13日:読書会1回目
2022年8月2日:読書会2回目
2022年8月17日:読書会3回目
2022年8月30日:読書会4回目
2022年10月5日:上記読書会の開催方法を改める旨を発表。
2022年10月〜2023年6月:双方代理人間で協議を続ける。
2023年6月12日:レクチャー・ワークショップ第1回目
2023年8月23日:レクチャー・ワークショップ第2回目
2024年1月25日:stiffslackにおけるハラスメント対策・防止のルールβ版を考える会
新川のハラスメント行為に対するA様の告発を契機として、A様以外の複数アカウントからも旧Twitter(現X)で過去の新川によるハラスメント行為を告発する投稿がなされました。これを受けて、新川は事態を早く収束させたいという気持ちが先行するあまり、撤回済みステートメントを発表しました。この撤回済みステートメントはA様の確認を経ずに出されたものであり、当該ステートメント自体が二次加害と呼べるようなものでした。その後、A様の代理人と協議をし、新たなステートメントを発表しました。新たなステートメントにおいて今後の改善策として読書会を開催し、当店のルールについて策定することをお約束しました。その後、読書会を何度か開催したものの、読書会の運営方法についての知識が不十分のままに開催してしまったこともあり、読書会の当初の開催目的を見失ってしまうような運営になってしまいました。このため、軌道修正を図るため、読書会ではなく別の方法を模索することになり、堀さんをお招きして、レクチャー・ワークショップを開催するということになりました。A様や他の複数のアカウントからのハラスメント行為の告発を受けて、新川は、当時の自身の認知の歪みやジェンダー等に関する意識の低さを認識・反省し、今後、当店を運営していくにあたって、より多くの人に開かれ、かつ安全に音楽を楽しんでもらえるようなお店づくりを行うために、当店のルール策定に向けて、歩みを進めて行きたいと考えております。当初のステートメントにおいては、ルールの策定時期について、ステートメント発表から1年以内に行うと宣言していたにもかかわらず、その時期を守ることができず、申し訳ありませんでした。
今回のルールβ版を考える会を踏まえて、参加者から出た意見を元に、当店におけるルールのβ版を作成いたしました。当店では、このルールのβ版を元に、今後の当店の運営を実施していきます。またスタッフと協力し安全な場所を作っていく為に先ず、スタッフ間での権力勾配を少しでも是正するためstiffslack実店舗の責任者及び支配人を私、新川から竹岡へ委任致します。雇用主と従業員非雇用者という部分で完全な権力勾配はな無くならないかもしれませんがより現場の環境を肌で感じている人材へ任せることで少しでも対等な関係性に近づけて切磋琢磨していければと考えてのことです。
またルールβ版の運用開始から6ヶ月経った段階で、改めてルールを考える会を開催し、ルールの見直しも含めた議論を行いたいと考えております。
実際に当店でルールがきちんと運用されているのか、足りないルールはないのか、より良い運用方法はないのか、といった点について見直すべく議論できればと思っております。
ルールβ版を踏まえた当店の運営に関して引き続きご関心を寄せていただけますと幸いです。
2024/01/18
stiffslackでは、当店におけるハラスメント対策・防止
当店で作成したルール案や掲示ポスター案を叩き台として、参加者
今回も、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこ氏
なお、会の告知が直前となってしまい、申し訳ございませんでした
よろしくお願いいたします。
2024/1/25(木)
名古屋 stiffslack
受付開始:19:15
会開始 : 19:30
21:30頃終了予定
【堀あきこ氏 プロフィール】
専門はジェンダー・セクシュアリティ、メディア文化。主な著作に
2020,有斐閣)、『ジェンダーで学ぶメディア論』(共著,2
世界思想社)、「近年のインターネットを中心とした「トランス女
解放社会学会)、「だって、ネットの話でしょ?―インターネット
2023/11/30
2023/08/23 @stiffslack
当店では、2023年6月12日に行われた「ハラスメント対策・防止のルール策定に向けたレクチャー・ワークショップ」に引き続き、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこさん(関西大学他非常勤講師)を講師としてお迎えして、2023年8月23日に第2回目の「ハラスメント対策・防止のルール策定に向けたレクチャー・ワークショップ」を開催しました。その内容についてご報告いたします。
※【ご注意事項】※
第2回のレクチャーでは第1回のレクチャーよりも踏み込んだ内容となっております。本レポートにも性暴力被害に関する記述が含まれており、本レポートをご覧いただくだけでも、フラッシュバックが起こったり、精神的緊張が高まったりする可能性があります。ご注意いただきつつ、ご関心のある方にご覧いただけますと幸いです。
前半は、堀さんによるレクチャー、後半は参加者を4グループにわけてドラマ『ハートストッパー』のあるシーンを題材に参加者の意見を交換するワークショップという形式で開催しました。
1 レクチャー
第2回のレクチャーでは、「ハラスメントが起こる力学を考え、ワークショップを行う」ということをテーマに下記のアジェンダに沿って、レクチャーを行っていただきました。
■アジェンダ
①前回の内容の振り返り
②落ち度探しと二次加害ー「そんな格好してるから被害にあうんだ」
③被害者イメージとアンコンシャス・バイアス
④「いやだ」といえない背景ーなぜ性的同意が重要なのか
■まず、第1回のレクチャー・ワークショップの内容の振り返りを行っていただきました。
第1回では、誰もが持っているアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見、「これが普通」という感覚)がハラスメントの原因となっており、セクシュアルハラスメントに関しても、「男らしい」、「女らしい」などの固定的な性役割や、「男は仕事、女は家事育児」などの性別役割分業を当然とする言動が原因や背景になっていることといったハラスメントの内容や構造的な問題点について確認しました。
また、ハラスメントが発生したり、ハラスメントを受けた方から相談を受けたりしたときに、どのように対応するべきなのかについても改めてご紹介いただきました。その際に、重要な事項として挙げていただいたのが下記の点になります。
• 真摯に対応する(真剣に耳を傾ける) 。
• 共感的・受容的に対応する(相談者の感情や考えをそのまま受け止める。「あなたにも問題がある」という否定的な対応は二次被害を招く恐れがある)。
• 被害者の気持ちを代弁したり、指示したり、わかったつもりにならない。
• プライバシーを守る。
• 相談者はどうしたいのかを確認する。
•相談されて受け止めきれないときや悩んだときは、相談者の了解を得て、相談できる機関や他の人に相談する。
■次に、被害者の行動を問題視する「被害者バッシング」=二次加害が、なぜ発生するのかについてご説明いただきました。
人々は「世界は公正に成り立っている」(良いことをしている人は報われ、悪いことをしている人は罰せられる、自業自得、因果応報)と信じたがる認知バイアスを持っているというメルビン・J・ラーナーの「公正世界信念」という概念があり、「公正世界信念」の強い人が、被害者バッシングを行う傾向があることをご紹介いただきました。
何らかの事件が発生した場合、人々は、その事件が行った「原因」をさかのぼって考え、不公正な出来事が発生した場合には、その出来事を公正世界信念に合致するように再解釈することがあり、例えば、痴漢という「悪い結果」の原因には、「肌の露出が多い服を着ていた」という被害者の「悪い原因・行い(=落ち度)」があったからではないかと考えることがあると説明いただきました。
そもそも、痴漢をして良い服装、痴漢をして良い人など存在しないにもかかわらず、このような被害者側の落ち度探しとそれによる二次加害の発生の構造について、 DJ SODAさんへの被害者バッシングなどの具体例も踏まえながら、ご紹介いただきました。
■さらに、被害者への二次加害は、被害者の自責を強めるとともに、加害者の他責を支援してしまうものであり、ハラスメントや性被害の事案において、アンコンシャス・バイアスに基づく被害者に対する二次加害が、より被害回復を困難にしていることについてご紹介いただきました。
◼このような状況の中で性被害を発生させないようにするためには、性的同意を得ることの重要について説明していただきました。ご紹介いただいた中で、下記のある被害者のインタビューの発言が性的同意とはどういうものなのかをイメージするうえで参考になりましたので、本レポートでも引用したいと思います。
「何か今の旦那さんと出会ったときは、〔...〕性行為とか、そういう性欲ではない部分 で、こんなに尊敬してもらえるんだなっていうか、大事にしてくれるんだなってことで、 うん、あの、気付いたというか、人間、同じ人間なんだなっていうことが、うん、分かった。 全ての日常的な仕草で、[...]こう何ていうのかな、従わなきゃいけないとか、従わせ なきゃいけないみたいな、主従関係っていうか、そういうことがないっていうか。嫌なと きは嫌って言っていいっていうのが。日常的な、例えば、メニューを選ぶときとか、どこ に行きたいっていうこととかも含めて(こちらの意向を聞いてくれる)。よく考えたら、 (それが、性生活も含め)全てのことに影響するんだろうなって思う。(38歳,女性,イ ンタビュー)」
齋藤, 梓; 大竹, 裕子「当事者にとっての性交「同意」とは : 性暴力被害当事者の視点から望まない性交が発生するプロセスをとらえる」『年報 公共政策学』 13, 185-205
後半のワークショップでは、ドラマ『ハートストッパー』のあるシーンを題材に、数人のグループにわかれて議論し、グループごとに発表することになりました。
https://www.netflix.com/jp/title/81059939
■『ハートストッパー』は、Netflixで配信されているイギリスのドラマシリーズです。今回、ワークショップで取り上げられたのは、ゲイであることをアウティングされてしまっている高校生の主人公チャーリーに対して、元恋人のベン(ゲイであることを周囲に明かしていない)が無理矢理キスをするシーンと、後日、転校することになったベンが、チャーリーを呼び出して謝罪をするシーンです。チャーリーは、ベンに対して謝罪自体は受け入れるけれど、ベンのことは許さないと伝え、ベンの元を立ち去ります。このシーンを元に性加害と謝罪に関してグループにわかれて議論をすることになりました。
■グループで議論を行うにあたってのグランドルールとして第1回同様、下記のルールが設定されました。
・人の意見を最後までしっかりと聞く。途中で遮ったり、自分の意見にこだわったり、否定的な表情や態度ではなく、尊重すること。
・発言する時は自分の考えや根拠を明確にする。感情的になったり、一方的に主張したりせず、相手が理解しやすいように話すことを心がける。
・無理して話さなくてもよい。沈黙はOK。
・ハラスメントに該当するような言動は絶対にしない。
・公平性を保つために、一人で長々と話し続けない。
・話した内容は秘密にする。参加者以外の人に漏らしたり、悪口や噂話にしたりしない。プライバシーを守る。
・この場所が「対等な関係」となっているか、注意する。
■各グループで議論した後に、各グループの発表の時間が設けられました。各グループの発表の概要は下記のとおりです。
加害者の行動によって被害者の気持ちが変わることはあるのかなということを考えました。加害者側は謝罪をして一旦の区切りが付くかもしれないが、だからといって被害者側にはされたことは残り続けてしまう。なので謝ることで再度ダメージを追わせてしまうこともあるのかとも思うという意見もありました。
また直接の謝罪ではなく代理人を通すケースもあるよねという意見があったり、諸々を踏まえた上で良い方向へ向かわせるためには周りの第三者のサポートというものが
必要なのではないかという話もしましたが、そこでも色々なハードルがあったりして
難しさも感じました。また加害者はあくまで加害者なので、まずは自分で加害を認識するというところがスタートではあるよねという意見から、加害をしている、していたことに気づけないケースも多々あるので、そこでも第三者から指摘されて気づけることもあるよなという話が出ました。今回のワークでは被害者に謝罪をすることが必ずしも良いことなのかどうかでグルグルしてしまいましたがワークの中で出てきた意見は以上です。
ワークの内容がまとまる前に時間ぎれになってしまったので、議論の羅列になってしまいますがご容赦ください。
まず、ワークの出発点として謝罪をしたこと自体は認めてあげても良いよねという話から始まったのですが話し合いを進めていくうちに、加害者側は謝ることによってすっきりしたかったという自分本位な感覚で謝ったら許してもらえるくらいに思っていたのではないか?とか、例えば会社の中でこの類の事案が発生した場合、丸く収めるような雰囲気にはなるがわだかまりは残りますよね等の意見が出ました。
また謝ったんだから許してあげなよみたいな同調圧力も発生しがちであるという
意見から、謝った側はそこで一区切り付くが、被害者側はそこで許すのか許さないのかの判断に迫られる点は非対称であるという意見が出ました。また謝った側は謝った後は変わって行かなきゃいけないけど、変わっていくことに対する恐怖心ももちろん存在するよねという意見、我々音楽好きも大きな世の中からすればマイノリティの枠に
位置すると思うので、性的マイノリティを学んで自身を鑑みることは大事なことだよねという意見が出ました。
まず、参照したドラマの感想から話を広げて行きました。
謝ったことに対して許せなかったことが意外だったという意見や加害者側は自分が
許されたいがために相手のペースや感情を考えずに自分本位な行いのように感じさせてしまったのがまずよくなかったのではないか?という意見が出ました。
またこの加害者側ができることはなんなんだろうという会話になったのですが、被害者側を傷つけてしまったことは変えることはできないので、相手に謝罪してすっきりするということではなくやってしまったことを都度省みながら繰り返さないよう努力していくことなのではないかという意見が出ました。
こちらのグループでは加害者側、被害者側の気持ちをそれぞれ想像しながらの意見交換となりました。どちらに対しても結論というということには至っていないので、
意見の羅列のような形の発表となりますがご容赦ください。
まず被害者の方がこのドラマが進んで行った先でやがて摂食障害になってしまうということなので、やはり一度受けた傷は癒えることはなかなか難しく、重いのだということ、またこのドラマの中での加害者側が謝罪しようと思ったということ自体は良かったのではないか、しかし被害者側の気持ち、許すか許さないかは被害者次第で、仮に
許すとしてもそのタイミングは被害者次第なのでそのような想像力を大きく欠いていたことがよくなかったのではないかという意見、またこのドラマの中で許されることが無かった加害者にできることはなんなのか?という話になり、このドラマの被害者がおっしゃっていた通り彼のような思いを今後誰もしないように加害者側が考え続け
実践していくことしかないというところで時間切れとなりました。
■グループでの発表が終わった後で、質疑応答が行われました。その中で、堀さんが過去に受けた性暴力被害とそのとき、誰にも相談できなかった背景などもお話いただきました。被害を訴えるということについて、参加者の多くが深く考える機会を得られる場となりました。
6月、8月の2回にわたり、講師としてレクチャー・ワークショップを行ってくださいました堀あきこ先生、また、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
今回のレクチャーでは前回の内容からより深く掘り下げた内容をレクチャーしていただきました。今回はより直接的に自身の認識の甘さや低さを考えさせられると共に、一度でも被害者を傷をつけることが取り返しのつかないものであること、私のハラスメント行為に対する告発を受けて発生させてしまった二次加害というものが被害者に及ぼす攻撃性、危険性、残虐性などについて学ばせていただきました。特に二次加害というものに対してあまりにも無知であった、想像力が欠如していたと感じています。深く根付いてしまっていた無意識の思い込みや偏見を正していくためにはこれからも学び続けていくことしかできないと感じています。
また私自身と当店スタッフと今回、前回のレクチャーを反芻、振り返りを行い、改めて今後どのようなお店にしていくべきなのかについて話し合いました。
当店が利用していただける多くの皆さんにとって安心して音楽や交流を楽しむことができるセーフスペースとして機能していくためには、私自身がいつのまにか加害者になっていないか、権力関係のもとでハラスメントといえる状況が発生していないかについて常に意識するとともに、当店でもしハラスメントや何かしらの加害行為が発生した場合にどのような対応を取ることができるのかについてルール策定を進め、当店がより良いスペースとなるように努めていかなければならないと改めて考えております。
当店において、今回のレクチャー・ワークショップを開催するきっかけとなった経緯について、時系列にしたがって改めて整理いたします。
2021年12月6日:移転前の旧stiffslack店舗にて発生した当店代表新川によるハラスメント行為に言及したツイートが旧Twitter(現X)にて投稿される(以下、ツイート主様を「A様」といいます)。
2021年12月7日以降:新川から受けたハラスメント行為を告発するツイートがA様以外の複数アカウントより旧Twitter(現X)に投稿される。
2021年12月9日:当店旧Twitter(現X)アカウントより、ステートメントを発表。
2021年12月17日:上記ステートメントを撤回(以下、「撤回済みステートメント」といいます)。
2021年12月〜2022年4月:双方代理人間で協議を続ける。
2022年4月7日:A様の事前確認を経たうえでステートメントを最終版として発表。
2022年7月13日:読書会1回目
2022年8月2日:読書会2回目
2022年8月17日:読書会3回目
2022年8月30日:読書会4回目
2022年10月5日:上記読書会の開催方法を改める旨を発表。
2022年10月〜2023年6月:双方代理人間で協議を続ける。
2023年6月12日:レクチャー・ワークショップ第1回目
2023年8月23日:レクチャー・ワークショップ第2回目
新川のハラスメント行為に対するA様の告発を契機として、A様以外の複数アカウントからも旧Twitter(現X)で過去の新川によるハラスメント行為を告発する投稿がなされました。これを受けて、新川は事態を早く収束させたいという気持ちが先行するあまり、撤回済みステートメントを発表しました。この撤回済みステートメントはA様の確認を経ずに出されたものであり、当該ステートメント自体が二次加害と呼べるようなものでした。その後、A様の代理人と協議をし、新たなステートメントを発表しました。新たなステートメントにおいて今後の改善策として読書会を開催し、当店のルールについて策定することをお約束しました。その後、読書会を何度か開催したものの、読書会の運営方法についての知識が不十分のままに開催してしまったこともあり、読書会の当初の開催目的を見失ってしまうような運営になってしまいました。このため、軌道修正を図るため、読書会ではなく別の方法を模索することになり、堀さんをお招きして、レクチャー・ワークショップを開催するということになりました。A様や他の複数のアカウントからのハラスメント行為の告発を受けて、新川は、当時の自身の認知の歪みやジェンダー等に関する意識の低さを認識・反省し、今後、当店を運営していくにあたって、より多くの人に開かれ、かつ安全に音楽を楽しんでもらえるようなお店づくりを行うために、当店のルール策定に向けて、歩みを進めて行きたいと考えております。当初のステートメントにおいては、ルールの策定時期について、ステートメント発表から1年以内に行うと宣言していたにもかかわらず、その時期を守ることができず、申し訳ありません。できるかぎり早めにルールを策定できるように努力して行きたいと考えております。
今回のレクチャー・ワークショップを踏まえて、当店では、Aさん、堀さん、Aさんの代理人らと打合せを実施し、次回以降の進め方についてご相談しました。
2回にわたるレクチャー・ワークショップについて、Aさん、堀さん、Aさんの代理人の皆さんに一定程度の効果があったのではないかとの評価をいただき、次回は、当店における「ハラスメント対策・防止のルール」の具体的な案について、参加者の皆さんで議論をし、ルールのβ版を策定するということになりました。
次回の日程に関しては、現在調整中ですので、日程等が決定しだい改めてお知らせしたいと思います。
なお、ルールのβ版を発表した後は、実際に当店でルールがきちんと運用されているのか、足りないルールはないのか、より良い運用方法はないのか、といった点について見直すべく定期的にワークショップを開催し(現状では半年ごとの開催を考えています)、当店のスタッフだけではなく、当店を利用される方々にも参加していただきながら、議論をしつづけることのできる場を設けていくようにできればと思っております。
2023/07/20
2023/06/12 @stiffslack
当店では、2023年6月12日に、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこさん(関西大学他非常勤講師)を講師としてお迎えして、「ハラスメント対策・防止のルール策定に向けたレクチャー・ワークショップ」を開催しました。その内容についてご報告いたします。
前半は、堀さんによるレクチャー、後半は参加者を4グループにわけてケースを検討するワークショップという形式で開催しました。
1 レクチャー
前半のレクチャーでは、堀さんから、(1)ジェンダーとハラスメント、(2)対等な関係と同意、(3)ハラスメントが発生した時にといったテーマ題材でお話をいただきました。
まず、ハラスメントという概念について、様々なハラスメントの種類をご紹介いただいたうえで、ご説明いただきました。
特に、セクシュアルハラスメント(職場や教育の場などにおける、相手の意に反する不快な性的言動によって生じた権利侵害)に関しては、不快か否かは受け手の主観に委ねられているので、受け手が「不快に感じ」ていれば、セクシュアルハラスメントになる可能性がある一方で、セクシュアルハラスメントに当たるかどうかの判断は、一定の客観性が必要となるといったポイントをご説明いただきました。
また、ジェンダーハラスメント(性別役割分業や性役割など、性別により社会的役割が異なるという固定的な概念(ジェンダー)に基づいた差別や嫌がらせ)については、ジェンダーという言葉の定義から、社会的に作り出された性差(ジェンダー)によって不利益が発生するという構造的な問題であることを解きほぐして解説いただきました。
さらに、ジェンダーが作り出した「男らしい」「女らしい」などの固定的な性役割や、「男は仕事、女は家事育児」などの性別役割分業を当然とする言動が、セクシュアルハラスメントの原因や背景にもなっており、非対称性のある男女の関係を互いに優劣、上下などの差がない対等な関係へと変化させていくことが、セクシュアルハラスメントをなくしていくための大切な視点であることを教えていただきました。
また、実際にハラスメントが発生した場合に、被害を受けた人の立場、相談を受けた人の立場、ハラスメントの発生に気づいた人の立場からどのように行動するべきかについて、具体的な対応方法のヒントをご提示いただきました。
■設定された5つのケースは、下記のとおりです。
【ケース①】
A子がトイレ(男女共用)から出ると、扉の前で顔見知りの男性先輩が並んでいた。挨拶して出ようとしたら、ふざけながら通せんぼする格好でA子の前に立ちふさがり、そのまま話を始めて、トイレから出られない。
【ケース②】
A子がカウンターで飲み物を注文していたら、あまり親しくない人が、しつこく「奢るよ」と絡んできた。無視しても断ってもしつこく、他の人の迷惑になってしまいそう。
【ケース③】
ライブ中、やたらと対人距離(パーソナルスペース)が近い人がいて、A子に顔を近づけて話してきたり、体を寄せてきたりして、不快。離れても、また距離を詰められるのでどうしていいか分からない。
【ケース④】
ライブ中、出演している女性のバンドメンバーに、ずっと「◯◯、かわいい~、付き合って~」「今日の格好セクシー」などと言っている客がいる。そのメンバーのMC中も叫び続けていて不快だが、周囲の人は笑っているので、A子が何か言うと雰囲気が悪くなりそうで我慢している。
【ケース⑤】
ライブ後、帰宅しようとしていた時、久しぶりにあった男性先輩から「打ち上げに行こう」と誘われる。A子が「明日、早いんで」と断ってもしつこく誘ってきて、周囲も「おいでよ」ばかりで断りきれない。今度、先輩のバンドも出るライブに行くつもりだから、波風たてるのも気が引ける。
■また、グループで議論を行うにあたってのグランドルールとして下記のルールが設定されました。
【グランドルール】
・人の意見を最後までしっかりと聞く。途中で遮ったり、自分の意見にこだわったり、否定的な表情や態度ではなく、尊重すること。
・発言する時は自分の考えや根拠を明確にする。感情的になったり、一方的に主張したりせず、相手が理解しやすいように話すことを心がける。
・無理して話さなくてもよい。沈黙はOK。
・ハラスメントに該当するような言動は絶対にしない。
・公平性を保つために、一人で長々と話し続けない。
・話した内容は秘密にする。参加者以外の人に漏らしたり、悪口や噂話にしたりしない。プライバシーを守る。
・この場所が「対等な関係」となっているか、注意する。
■各グループで議論した後に、各グループの発表の時間が設けられました。各グループの発表の概要は下記のとおりです。
[グループA]
題材:ケース④
「私たちのグループは4名のグループで、そのうち3名はよくライブの現場によく顔を出したりする人、1名はそういう場所にはそこまで行かない人で構成されたグループでした。良くライブを観にいく人たちの意見ではこの題材のようなケースは時折あったかもしれないし、想像できるなと思いこのテーマを選定しました。
まず、このような状態が放置されるとどのような問題に発展する可能性があるのか議論したところ、この状態に対して我慢が続くと、この「かわいい〜」、「セクシー」と言われたことに対して不快に感じているので、この方の音楽活動等のモチベーションに関わる、またこういう現場に行くこと自体が嫌になってしまう可能性があると思いました。
この状況を具体的どのように止めるのが良いのかということを話し合ったのですが、まず、その現場で即座に直接注意ができたら一番良いのですが、少しハードルが高い、難しいというのが全体の意見でした。もう一つはライブやMC中ではなくライブが終わった後に発言者に言う(その発言者と指摘する人との関係性等を踏まえると場合によっては難しさを感じる)、そのバンドメンバーに該当シチュエーションに対して指摘するなどコミュニケーションをとってみるなどが意見としてあがりました。」
題材:ケース④
「私たちのグループはグループAの皆さんと概ね同じような理由でこのテーマを選定しました。
このシチュエーションを放置するとやはり先ほどと同じくこの方が今後、このような現場に行きづらく、行けなくなってしまう。また、このノリがエスカレートしてしまうことによってこのバンドのライブはこういう感じなのか、こういう感じなのだというムードができてしまい、その結果身内ノリ的なモノが発達して外から入りづらくなる空気、ムードが形成されてしまうなと思いました。
では、具体的にどのようなことができるのかということを議論しました。明確な何かということはこの時間では議論しきれませんでしたが、一つはまず気を逸らすという方法、発言者に対し例えばバーカウンターへ誘導して「一旦、何か呑みましょうよ」など、一旦そのノリ、ムードを遮断する。次に直接注意する。ですがこれも先ほどのグループと同様にハードルの高さを感じるという意見でした。また、この例によるとA子さんは我慢しているという設定ですので、直接注意した方が良いか否かA子さんに確認をした方が良いのかもしれないという意見もありました。あと、ライブ終了後に当該のバンドメンバーも巻き込んでこのようなシチュエーションに対しコミュニケーションを取る、また直接の言葉でなくともメールや手紙などで意見を伝えるのも一つの方法ではという意見がございました。」
題材:ケース②
「テーマは、このシチュエーションを放置するとどうなってしまうのかというところから議論を始めました。
まずこのシチュエーションの影響によりA子さんはこの場であったり、このムードが発生する場所に対し不快感が刻まれてしまうので、今後、行きたくなくなる、行けなくなってしまうという意見が出ました。
では、このようなシチュエーションにおいてどのようなことができるのかという議論については、まずこのテーマの文章上のシチュエーションに限って考えていくと「あまり親しくない人が」という表現があるので、もしかしたら第三者から見ていても明確にA子さんが嫌がっていると判断できる状況であると仮定すると、その場でその方への注意やその状況を遮断するなどの措置ができる可能性がある、またその現場にいたスタッフが直接言えないような風貌や雰囲気であった場合でも静止できる他のスタッフへ応援を頼む等ができるのではという意見がありました。ただ、これはあくまで解り易い状況であった場合であり、例えば親しいか親しくないのか第三者で即座に判断できない場合は即座に遮断するのではなく違和感は違和感として捉えて一度注視してみる、また一度状況は遮断した方が良さそうだと判断できるような場合はお節介だったとしても一度気を逸らすようなコミュニケーション、アプローチを取ることも必要かもしれないという意見がありました。また、お店にある程度通っていて注視する必要がある方であった場合、ハメを外したりしていないか様子を見ておく必要もあるのではないかという意見がありました。また、目に見えていない場所でそのようなシチュエーションがあったことをお伝えいただけるメールフォームやご意見箱などがあると予防策も打てるかもしれないという意見が出ている中で、今回は時間切れとなりました。」
題材:ケース②
「グループCと同じく題材として②を選定し議論しました。
放置するとどうなってしまうのかというと、まずこのシチュエーションの影響によりA子さんはこの場に行きたくない、来れなくなってしまうという意見が出ました。
本グループの議論の論点としては、お店としてやる、やれること、お客としてやる、やれることという部分で話し合っていくと、その点に関してはお店、お客という部分はどちらか一方がやるべきということではなく、気づいた人がやるのが良いという話になりました。ではその場面をケアする際にA子さん、加害者どちらに声をかけるのかという議論に発展しました。加害者側に声をかけるのは少しハードルが高いのでまず、A子さん(被害者)に声をかけて確認の後に加害者へアプローチを行うのが良いのではないかという意見になりました。またこの議論を進めて行くと、ではどうしたらA子さんが意思表示をできる場面を作れるのか、そのタイミングをどのように作るのかという議論になりました。ただ解り易い状況においては注視するのはもちろん可能ではあるが前提としてこの場合ライブを観に来ている、お店を楽しみにきている。なので大事なのはこのような状況がもしかしたら起きうるのだということをお店もお客様も認識をしておき、いかにA子さんが意思表示をするタイミングを作れるようにしていくことが大事であるという結論に今回のワークでは位置付けました。」
まずは堀あきこ先生によるレクチャーを受講しハラスメント発生のメカニズム、またジェンダーとハラスメントの社会における構造の仕組みについてとても丁寧にご説明くださり私、スタッフ、当店関係者共々とても勉強になりました。改めて感謝させていただきます。ありがとうございます。
レクチャーの中でとても私的に痛切に残った内容として、「同じ言動や行動でも受け止め方には個人差がある」、セクシュアルハラスメント及びハラスメントの判断基準は「被害者の不快感が判断基準」といったお話で、それはジェンダーの差、年齢差による育ってきた環境の差をアップデートし続け対等な関係というものを日々意識しこれからも学び続けなければと思いました。
またレクチャーを踏まえたワークショップにおいても当店におけるルール策定に結びつきそうな、また実際に取り入れられそうな事柄も出てきましたので引き続き当該のルール策定とその先、ハラスメントが発生しない、させないことはもちろんのこと、発生した際に対応、議論できる環境作り風土作りを行っていきたいと考えております。
今回のレクチャー・ワークショップを踏まえて、当店では、堀さん、Aさんの代理人らと打合せを実施し、次回以降の進め方についてご相談しました。
打合せを踏まえて、次回も、再度、堀さんにご登壇いただき、今回のレクチャーからさらに掘り下げた内容のレクチャーを行っていただくことに決定いたしました。次回の日程は、2023年8月23日になります。レクチャーの詳細が決まりましたら、改めて当店のウェブページ等で告知させていただきます。
また、次回のレクチャーが順調に進んだ場合には、次々回で、当店における「ハラスメント対策・防止のルール」の具体的な案について、参加者の皆さんで議論をし、ルールのβ版を策定したいと考えています。
さらに、ルールのβ版を発表した後は、実際に当店でルールがきちんと運用されているのか、足りないルールはないのか、より良い運用方法はないのか、といった点について見直すべく定期的にワークショップを開催し(現状では半年ごとの開催を考えています)、当店のスタッフだけではなく、当店を利用される方々にも参加していただきながら、議論をしつづけることのできる場を設けていくようにできればと思っております。
2023/05/26
Stiffslackでは、当店におけるハラスメント対策・防止のルール策定に向けたレクチャー・ワークショップを2023/6/12(月)下記の内容で開催いたします。
第1回となる今回は、ジェンダー・セクシュアリティの専門家である堀あきこ氏をお迎えして、ハラスメントの内容や構造的な問題点などをレクチャーしていただき、ライブハウスで発生しがちな事例を題材に、ワークショップを行う予定です。
2023/6/12(月)
名古屋 stiffslack
受付開始:18:30
講義開始 : 19:00
21:30頃終了予定
プログラム(予定)
1.レクチャー
(1) ジェンダーとハラスメント(仮)
(2) 同意と対等な関係(仮)
(3) ハラスメントと言われた時に(仮)
2.ワークショップ(ライブハウスで発生しがちな事例について参加者と一緒に考えます)
【堀あきこ氏 プロフィール】
専門はジェンダー・セクシュアリティ、メディア文化。主な著作に『BLの教科書』(共編著, 2020,有斐閣)、『ジェンダーで学ぶメディア論』(共著,2023, 世界思想社)、「近年のインターネットを中心とした「トランス女性排除」の動向と問題点」(2023, 解放社会学会)、「だって、ネットの話でしょ?―インターネットの差別に抗う」(2022, 『シモーヌ 特集:インターネットとフェミニズム』 ,現代書館)など。
ご予約はこちらのリンクより:http://www.stiffslack.com/venue/202306.html?date=20230612
2021/02/20
STIFF SLACK / STSL-203
release date: 2020/11/22
format: CD
price: 2,200yen (+tax)
2021/02/20
STIFF SLACK / STSL-130
release date: 2021/3/1
format: CASSETTE (+mp3 DL coupon)
price: 1,636yen (+tax)
2021/02/20
STIFF SLACK / STSL-129
release date: 2020/10/17
format: CASSETTE (+mp3 DL coupon / limited 100 copies)
price: 1,200yen (+tax)
2021/02/20
STIFF SLACK / STSL-128
release date: 2020/9/18
format: CD
price: 2,000yen (+tax)
2021/02/20
STIFF SLACK / STSL-127 / MOST-05
release date: 2020/8/31
format: 7" (+mp3 DL coupon / limited 500 copies)
price: 1,500yen (+tax)
2021/02/20
STIFF SLACK / STSL-126
release date: 2020/6/20
format: 7" (+mp3 DL coupon)
price: 1,300yen (+tax)