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NATIONAL SKYLINE / THIS=EVERYTHING
THUMBNAIL / THAT STATIC + 2
SHINER / THE EGG + 2
ASPERA / SUGAR AND FEATHERED
THE MERCURY PROGRAM / A DATA LEARN THE LANGUAGE
ASANA / kupukupu
GOFISH / Songs For A Leap Year
BALLOONS / 9:40pm
Michael Nace / Measured in Leagues of Joy
FIRST DAY ACTION / Detour
TEXTUAL / Hindsight Sunglasses
31Knots / The Curse of the Longest Day
asana / tanaka akira
releases asana
info
interview
info / band profile
asana   STIFFSLACK-SS06
バンド : [ ASANA]
タイトル : [ kupu kupu]
価格 : [ 2,000円 / without tax ]
フォーマット : [ CD ]
10 SONGS
songlist
1. Seven
2. Kupu Kupu
3. Bamboo Avenue
4. Across The River ♪
5. Chibet Dream
6. Circus In Lotus
7. Mirror In The Water
7. Steel Star
8. Byakuya
9. Summer Snow
10. Rain Shower
release information
名古屋発。ASANA aka 浅野裕介の不定形ユニット。1STフルアルバムが遂にリリース。ガムラン、カリンバ、ガットギター、ウクレレなど様々な楽器を浮遊に摩訶不思議にスピリチュアルに音料理!至福の空間美。不毛の地(?)名古屋から遂に出てきた高レベルの逸材!しかEUPHONE, ISOTOPE 217, NATIONAL SKYLINE, TORTOISE等の作品のアートワークで知られるアンディー・ミューラー(OHIO GIRL)がジャケットを手掛けるという豪華なオマケ付き。彼(等)の音を見事に具象化している。 MICE PARADE, DYLAN GROUPなどに通じる音楽性とアジア的な叙情性、空気感、時に驚く程キャッチーに、時にアブストラクトに心の琴線に触れます。スピリチュアル&エモーショナルそしてオーガニックなディープサイレントサウンド! ポストロック、スピリチュアル・ジャズファンから、CHARI CHARIやCALM, リトル・クリ-チャ-ズや竹村延和、レーベルだとBUBBLE CORE, MORR MUSIC, THRILL JOCKEY, CHILDISCのファンにもお薦めです。
band profile
マイペースながらも確実に面白さを増している名古屋の音楽シーン。バンド、DJ、トラックメイカー等々、そのスタイルを問わず地道に活動していた人達がようやく繋り始め、実を結ぼうとしています。asanaもそんな活況を象徴している存在で、このファーストアルバムも、そのクオリティーの高さと間口の広さで幅広い層のリスナーに受け入れられているようです。
asanaは名古屋在住、浅野裕介のインストゥルメンタルユニット。当初は宅録をメインに活動していたが、程なくして流動的にメンバーが参加し、ライブをこなすようになり、ユーフォン、トリステザ/アルバムリーフ、プラッシュ等とも共演する。僕が
初めてasanaのライブを観たのはプラッシュのオープニングアクトの時で、その時の
メンバーは5人だったが、決して分厚くならずに一音一音を丁寧に配置していくような、それでいて熱く盛り上がってくる演奏に感動した記憶があります。この時期に、アルバムに先駆けて4曲入りのEP「under the spring sky」を自主製作限定CDでリリース。名古屋の主要レコードショップを中心に静かな話題を呼ぶ。ライブも様々なイベントに出演するようになる中で着実に支持を増やし、このEPは間もなく完売。フルアルバム「kupu kupu」のリリースに至る。
EPの4曲も収録されたこのアルバムは、曲によって様々な楽器を使い分けながら、それぞれの響き、音の定位、奥行きに最大限の気を使った渾身の編集/ミックス技と、どこか人懐っこさを感じさせるメランコリック且つエモーショナルな楽曲が高レベルで融合した素晴らしい作品。asanaの音楽を形容する時によく引き合いに出されるマイスパレード/ディラングループや、リトルクリーチャーズ、そしてどちらかと言えばクラブフィールドで支持されているカームといった人達と比較してみても、asana=浅野君が彼等へのシンパシーを感じているのは事実だろうけれど、直接的な影響というよりは、視野の広さや好きな音への指向が近いのだろうと感じさせる。例えば、asanaのホームページではフェイバリットミュージックとして、ファラオサンダース(カームもカバーしている)に始まり、ジャズ、ブラジル、ダブ、ミニマル、サントラ、ワールドミュージック、プログレ/ジャーマンロック、シンガーソングライター、エレクトロニカ/ポストロックにいたるまで、膨大な量のレコードが挙げられている。
上記のアーティスト達に通じるリスナーとしての豊かな音楽的知識と理解、ジャンルに捕われないオープンマインドな音楽への愛情、そんな彼の姿勢からasanaの音が生まれているのだと思います。機会があったらこれらのレコードも是非チェックしてみてほしいです。表面的に音をなぞるのではなく、精神的な部分も含めた深い所で影響を消化しているのが分かるはず。
そして細部まで作り込まれた音源とは違い、ライブはまた別の魅力を放っている。彼等のライブにはステージ上のメンバーとは別に、音処理担当のメンバーが必ずいて、スネアや打楽器系の音にリアルタイムでエフェクトをかけていくのだけど、それはさながらダブバンドの様でもあり、予測不能の面白さに溢れている。演奏もテクニカルな方向には行かず、かといって拙いわけでもなく、プレイヤーのエゴを排除した、間を大切にした演奏。メンバーは流動的だがこれはいつ観ても感じることです。そしてasanaの魅力の一つであるミニマル/反復の要素がライブではさらに発揮される。同じフレーズ、リズムの繰り返しが聞き手を思わず熱くさせてしまう。そして所々に絶妙な展開があり、間延びする事無く飽きさせない。そんな素晴らしいライブです。
本人も音源とは全く違う方向でライブを捉えていると思われます。
終わる事のない音楽への探究心と情熱で、このアルバムの完成度にも満足する事無く、asanaはこれからも音を作り続けていくことでしょう。この先にどんな音が出てくるのか、期待せずにはいられません。そして名古屋以外の土地の人達にも、ライブを通して彼等の魅力に触れる機会がこれから増えていくことを願っています。

中井康一