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NATIONAL SKYLINE / THIS=EVERYTHING
THUMBNAIL / THAT STATIC + 2
SHINER / THE EGG + 2
ASPERA / SUGAR AND FEATHERED
THE MERCURY PROGRAM / A DATA LEARN THE LANGUAGE
ASANA / kupukupu
GOFISH / Songs For A Leap Year
BALLOONS / 9:40pm
Michael Nace / Measured in Leagues of Joy
FIRST DAY ACTION / Detour
TEXTUAL / Hindsight Sunglasses
31Knots / The Curse of the Longest Day
asana / tanaka akira
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info
interview
info / band profile
thumbnail   STIFFSLACK-SS02
バンド : [ THUMBNAIL ]
タイトル : [ THAT STATIC + 2]
価格 : [ 2,300円 / without tax ]
フォーマット : [ CD ]
10 SONGS + 日本盤ボーナストラック 2 SONGS
songlist
1, Lesson In Mind Control ♪
2, Ride The Wave
3, Fate Thrills
4, Shape Up And Wake Up
5, *.* (Chasm Of Doom)
6, Superhero's Trick
7, Pretty Pretty Locust
8, Dumb Luck
9, I Think I Fell
10, No Nightmare
11, Station No. Last *
12, Soundproof *
*bonus track for Japanese release only
release information
古くはHEADHUNTER, GRAVITYなどからもリリースしている、シカゴの捩れ狂い知的に音を吐き出す確信犯=THUMBNAILの傑作3RDがSTIFF SLACKからリリース。独特なギターフレーズ、ミディアムテンポ主体の楽曲、絶叫スタイルと歌うパート等の要素が渾然一体なり、その強烈なインパクトはFUGAZI, JAWBOX, SHELLAC, UNWOUND, DRIVE LIKE JEHUともリンクする。プロデュースは90 DAY MEN, DON CABALLEROも手掛ける奇才=グレッグ・ノーマン。そして、マーク・トロンビーノがプロデュースしたボーナストラック2曲を追加。解説/歌詞/対訳付。
band profile
破竹の勢いが止まない米インディー事情、レーベル側は商業的成功は二の次で献身的にアーチストへ愛情を注ぐさまは今回、僕もレーベルを始めるに当たって親近感を抱くが、所属するバンド達もそれに答えようと思っているか否か知らないが発する音の説得力はレーベルの知名度/成功と比例的である。どうしてもカテゴライズしてしまうのは売る側としては仕方ないが所謂ここ2、3年のキーワードとしてエモ、エモロックなるジャンルが次世代を担うムーブメントとして注目され続けている。しかし、実際メジャーフィールドでの成功を果たしたバンドは数少ない(最初からメジャーに対して嫌悪感を抱くバンドが多いというのもあるが)、見本的に扱われているバンド達は草の根的に活動を続け全ての事を自分達でコントロールする事や、リスナー/オーディエンスとの信頼関係を守るにあたって、インディペンデントである事を選択するのは彼等にとっては普通なのかもしれない。今回の主役=サムネイルもそれに当てはめることができる。シカゴを拠点とするサムネイルが一度解散状態に陥っていた事、そして今回の復活作のリリースが彼等の初期の作品をリリースしていた縁のあるレーベル=FILE-13からというのは偶然というか必然というのか僕には自然に感じた。サムネイルは今まアルバムを「THUMBNAIL」('94年、アナログのみでFILE-13からリリースされていたが現在はサンディエゴの激烈レーベルHEADHUNTERから再発「RED DEAD」(96年同じくHEADHUNTERから、JIMMY EAT WORLDからHUSKING BEEまで手掛け今や名が売れるプロデュサーで元DRIVE LIKE JEHUのドラムでもあるマーク・トロンビーノがプロデュースした名作、現在は廃盤、再発熱望!)の2枚リリースしている。FILE-13は現在脂ののったレーベルでNATIONAL SKYLINE(サムネイルと同時にスティフ・スラックより名作「THIS=EVERYTHING」をリリースしました!)やLILYS、MATT POND P.A.、FRANKLIN、ASPERA、TRIANGLEなどをリリース、DISCHORD、AESTHETICS、DESOTO、JADE TREE、TIGER STYLE、DOGHOUSE、THRILL JOCKEY、HEFTYなどと並んでレーベル買いができる信頼が置けるレーベルで今後のリリースも充分期待してもらいたい、スティッフ・スラックもFILE-13とのリリースのコラボレートを続けていくつもりです。その最高のタッグを組んだだけあってか、期待は裏切らず彼等の奏でるサウンドは全くブランクを感じさせない豪快さを吐き出している。サムネイルのサウンドは彼等そのもの持つセンスは勿論で、足してDRIVE LIKE JEHUが真骨頂としていたフリーキーなギターワーク(サムネイルはポスト・DRIVE LIKE JEHUとも言われていたのも事実)、スティーブ・アルビニ率いるBIG BLACK/SHELLAC〜SONIC YOUTH的ノイズ味、FUGAZI以降のミディアムテンポ主体の楽曲、絶叫スタイルと歌うパートの織り成すボーカル等の要素が渾然一体となり強烈なインパクトと捩れた感覚が同居した独特なものに仕上がっている。エモーショナルという言葉を使うとき単に泣きが入った楽曲のみに使うのではなくサムネイルのように体の中からほとばしるカオス/激情に対してもエモーショナルという言葉を当てはめる事にためらってはならない。前作まではマーク・トロンビーノ・プロダクションでしたが今回はグレッグ・ノーマンなる男がレコーディングに立ち合っている、馴染みのない人物ですがDON CABALLEROや90 DAYS MENなどの作品で彼の名がクレジットされているので、信頼の置ける人物であろう。サムネイル結成以前にも彼等にはバンド経歴がある、POISON ARROWS、CHINO HORDE、HATFUL DAYと一癖あるハードコア・バンドにも籍を置いていた、特にボーカル/ギターのジャスティンは現在ATOMBOMBPOCKETKNIFE(アトムボムポケットナイフ)というバンドにも籍を置きアルバムもコンスタントにリリースしている是非チェックして頂きたい(ジャスティンはATOM〜の方を積極的に活動させている、サムネイルの他のメンバーは未だ学業に没頭しておりフルタイムでのバンド活動は不可能のようです、残念・・・)。ジャスティンも是非日本に行きたいと言っているので、サムネイルの「日本どさ回り」も観てみたいものである。ちなみに今作のジャケットワークはドラムのデビッドが担当している、BLUE TIPのジェイソン、PROMISE RINGのジェイソン等自分のバンドだけでなく仲の良いバンド達のジェケットを手掛ける粋なアーチストが最近多いのは微笑ましい。
ボーナストラックとして使用した2曲は前作「RED DEAD」と同時期にリリースされた7インチの音源(初CD化)となるが、殆ど聴いた人も居なく、埋もれているにはもったいないと思い今回追加して収録しました、この手の音こそマーク・トロンビーノは得意とするのであろう、DRIVE LIKE JEHUを思い出すスリリングな質感に身震いする2曲である。