Stiff Slack

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JAMES MINOR (ex COMPOUND RED, NATIONAL SKYLINE, OVALOOVEN) Interview

2005/01/17

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どれだけの人に認知されてるか知らないが、CASTORとHUMとCOMPOUND REDという名のどれも素晴らしいギターバンドが'90年代中頃~後期に存在していた。今エモ全盛期にこそ再評価を求めるが、それらのメンバーはNATIONAL SKYLINEとして意表を突いたサウンドスタイルでリスナーを驚かせている、しかし、それはどこまでも優しく、美しく聴くものの心を鷲掴みした!みなさん彼等の『THIS=EVERYTHING』は聴きましたか?1インディーバンドとしておくのは勿体無い・・・マジで。そんな彼等の心情を探ってみよう。勿論、日本初登場!答えてくれたのはCONPOUND REDにも居た(!)、そして先日来日も果たしたPELEのラップトッパー=ジョン・マイナーの実兄でもあるジェームス・マイナー君です。

●まず、日本で自分達のCDを出した事について。
「stiff slackが日本でリリースしてくれることになって信じられないくらい喜んだよ」

●結成のいきさつは?
「最近のNATIONAL SKYLINEの形になる前は、基本的にはJeff DimpseyがHumの活動してないときに時間を満たそうとして書いた45分の曲をインストのアンサンブルでやるバンドだったんだ。Jeff Garberと(Jeff)Dimpseyは1stシングル(Hidden Agenda RecordsのミニLP)をデュオとしてレコーディングしたんだ。その後、オリジナルのメンバーふたりはフォーカスを失ったらしい。そのレコーディングのすぐあとに俺が加入したんだ」

●NATIONAL SKYLINEはあなた達が、今まで(CASTOR, HUM, COMPOUND RED)やってきた事とは違うスタイルで最初驚いたのですが、あえて同じ事をやるのは止めようと思ったのか、偶然そのようなスタイルになったのかどちらですか?他に原因がある?
「アメリカでリリースされた1stに俺は参加してなかったから、他のふたりのために何か話すことは本当に出来ないんだけど。俺はNational Skylineの音楽はそこに巻き込まれた人間から自然に出てきたもの以外の何ものでもないとは感じないんだ。俺は俺達が自分達の音をThis=Everythingで確かに創り出そうとしたと思うよ」

●NATIONAL SKYLINEはNEW WAVEの影響を感じますが、意識はしている?
「俺はNEW WAVEから意識的に何かを探したとは言えないね。君がNEW WAVEと考えてるたくさんのバンドを俺達は好きだと思うけど、他のジャンルでもNEW WAVEと同じように俺達には重要なものがあるからね。俺は確実にそういったものからからの影響を認めるよ」

●『THIS=EVERYTHING』にプロデューサーは起用しているのですか?それともセルフプロデュース?
「俺達は『This=Everything』を自分たちのコンピューターベースのステジオとしてレンタルロフトを借りてレコーディングしたんだ。Jeff Dimpseyがプロデュース業務をやってるよ」

●レコーディングはどのように進められるのですか?全員が様々な楽器を操ると聞きましたが。
「俺はバンド内で何か役割を割り当てられていたら、全体像を考えるより自分自身で焦点をしぼりやすくなると思うんだ。一般的なバンドの曲作りとしてそれは何も悪くないし、他の人たちに比べて俺達の方法がベターだとは絶対に言わない。けど、俺達には4人の個人がそれぞれの位置で苦闘しているよりも、曲作りに集中してもっと開放的になれる方法だって感じるんだ。ギターは、ミキシングの過程で余計な混乱や錯乱を防ぐために剥き出しにされることが多いんだ。DimpseyとGarberが非現実的な人だからね、ちょっとテンパることはしょっちゅうだけどね。俺は、最終的にはそれが良いレコーディングを生んでると思うよ」

●あなた達の前のバンド(CASTOR, HUM, COMPOUND REDなど)を振り返って感想を。NATIONAL SKYLINEとの違いはある?
「俺は今でもCasterやHumのことは大好きだよ。Compound Redは長い間何も聞いてないなぁ、だから何とも言えないけど。いい思い出はいっぱいあるよ」

●自分達を取り巻くシーン/バンドについて教えてください。
「ここに居るバンドと俺達が本当にフィットしてるとは言えないけど。ライヴパフォーナンスの上ではHer Space Holidayは音楽的類似点は確かに感じるな。だけど、彼らの方がポップなグループなのに比べて、俺たちの方がもっとサイケデリックで東洋的なロックって言っといた方がいいかな。俺たち両方がエレクトロ系に似たような興味を持ってるね。Antarcticaは結構俺たちがフィットできるグループと思えたんだけど、彼らは俺たちのファーストが出される前にすでに解散しちゃったからね。もちろん俺たちには友達だと思ってるバンドはいっぱい居るよ、The Gloria Record、American Analog Set、Shiner、Death Cab For Cutie、AsperaにThe Faintとかね」

●今まで影響を受けてきたバンドは?もしくはお気に入りのバンドはいる?
「俺が3人の代表として言わなきゃいけないのは、俺たち3人ともU2、Echo & The Bunnymen、 The Flaming Lips、Tears For Fears、New Order、The Beatles、INXS、Radioheadがお気に入りだね。個人的には、Metamatics、Stewart Walker、Vert、Auchみたいなエレクトロ系を最近はたくさん聴いてるね。あと加えるならTalk Talkの『Laughing Stock』とU2の『Unforgettable Fire』とColdplayはすごいと思うね」

●アメリカでNATIONAL SKYLINEの反応はどう?
「特に『This=Everything』がリリースされて以降、俺たちはライブをやってないっていう事実を考えるとすごい、信じられないくらいの反響だね」

●ライブはどのような形態でするの?基本的にドラムは居ないはずですが・・・
「過去にライブをやったときは、俺がギターを弾いてJeffGarberがギターと歌で、リミックストラックを流して演奏したんだ。日本ツアーは3人そろって初めてステージに立てるのを期待してるんだ!」

●誰が曲を作っているのですか?
「昔のバンドみたいなやり方はしないね。Garberはときどきアコギ1本で完成された曲を持ってくるし。誰かひとりがグループで仕込まれて行くアイディアを持ってくることもあるし、ときには個人個人それぞれでやるときもあるんだ。アイディアは行きつ戻りつしながら飛んでるね。Garberが作詞と歌は全部やってるよ」

●ライブとレコーディングどちらが楽しい?ライブはCDの感じを忠実に表現しているのですか?それともライブ感を重視してしているの?
「個人的には両方とも本当にエキサイティングだって感じてるからね。ライブをするときは、レコーディングされた曲を忠実に再現しようとはしないよ。ほとんどの部分で、リミックスやライブをやるために何か特別なことをやろうとして、俺たちは曲を違った感じにしようとするね。だってそうじゃなかったら、なんで人々が俺たちを見に来たいなんて思う?ただ家で座って、CDのボリュームを上げて聴けることだよ。俺たちがやった前回のセットは、君がレコードを聞いて予想してるよりもっとエレクトロ系で催眠的だったよ」

●あなた達にとって音楽はどれだけ重要ですか?
「音楽は俺の人生においてもっとも重要な位のひとつだね。聴くことは楽しみとして、演奏することは自己表現として大切だね」

●好きな言葉は?
「ん~、難しいな。この質問については、2・3日必要だよ!」

●次作にも凄い期待してますが準備はしていますか?
「俺たちみんなばらばらで新しいアイディアをもってぶらぶらしてるよ。それは、Garberがカリフォルニアに住んでいてDimpseyと俺がテキサスに住んでるからね。俺たちみんな恐ろしく忙しい暮らしをしてるしね。揃ってやるっていうのはなかなか難しいんだ。Jeffは他に2つのバンドをやってるよ。ひとつはFaillureのKenAndrewsと前Shinerに居たTimDowとのバンド。もうひとつは、ニルヴァーナみたいな3ピースだよ。何か新しい仕事にもうすぐみんなで取り組めるといいんだけどね。俺はもうすぐ日の目を見るはずのもっとエレクトロ系基盤のコラボレーションを2個計画中なんだ」

●NATIONAL SKYLINEは3人ともギタリストですが3人の意見が対立する事はありますか?
「ときどきちょっとテンパるよ。みんな自分の方法がいいからね、だけど最終的には事は良く終わってる気がするよ」

●誕生日はいつですか?
「28」

●職業は?音楽以外で。
「俺はEx:El Agencyっていうブッキングの会社を経営してるんだ。The Gloria Record、Explosions In The Sky、Her Space Holiday、The 101、Telefon Tel Aviv、Casino Vs. JapanとPolakのアメリカ/カナダツアーをコーディネイトしたよ。Dimpseyはオースティンのテキサス大学でコンピューターの仕事をしてるよ。Garberはロサンゼルスでスタジオとギターテクニシャンをやってるんだ」

●何歳で死にたいですか?
「おれがもっと若かったころは、25で死ぬって確信してたんだ。今もうその年を過ぎちゃってる、物事は違うんだよね。いつの日かは目が覚めたとき、眠ってる間に死ななかった事実を呪うし。別の日には、いろんな事がそんなに悪くなかったりするしね!」

●ジャケットはいつもOHIOGILが作っていてかっこいいですよね!こだわりはあるんですか?
「OhiogirlのAndyMuellerは天才だね。Ohiogirl以外のものではNational Skylineがリリースされることはあり得ない。彼のホームページwww.ohiogirl.comは必ずチェックして」

●女優は誰が好き?
「最近の女優で最初に浮かぶのはAudrey Tautou、Irene Jacob、Laura FraserとJuliette Binoche。あとJohn Cassavettesが出てるGena Rowlandsの映画は俺が見た映画の中でいちばんパワフルなものだったって言っときたいね」

●FILE-13との関係はいい感じ?
「File-13は俺たちにとっては素晴らしいよ」

●ギターは何を使っている?好きなエフェクター、アンプを教えて。
「『This = Everything』では、Garberのフェンダー・ストラトキャスターとエピフォン・レスポール・ノックオフ。Dimpseyはジャグマスターを持ってるんだ。俺はそん辺にあるものを何だって使う傾向があるけど、絶対フェンダー派だね。アンプについては、フェンダーのツイン・リバーブかVox AC-30以上のものはないと思ってる。レコーディングのときはLine6にギターとBassPodsで直接コンピューターに入れるんだ。それでアンプを運ぶの必要性を省いてる。俺のお気に入りのペダルは、長い間、俺のLine6Delayユニットだったね。BossReverbのペダルを是非選びたいな!」

●夢は何ですか?人生の目標はありますか?
「日本で超ビッグになるいこと!」

●生きる上で一番大切なものは何ですか?
「たった今は、俺には前進あるのみだね。前進が一番大事なこと」

●普段は何時間寝ますか?寝るのは好きですか?
「俺はあんまり寝ないんだ。最近は、普通に夜4-5時間寝る。自分の1日を可能な限り起きてた方がいい感じだから」 

Thank you!

(取材:新川拓哉 | 翻訳:川村富美子)

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